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†† 奴隷倶楽部 ††

奴隷の調教 そして完全なる支配...

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    森山 美里 ‐折檻‐ 

    | TAG: 森山美里 NOVELS |


     美里はいつものように仕事を終えると奴隷倶楽部へと向かった。
    倶楽部に着くとすぐにお客様をお迎えするため全裸となった美里は数日前お客様にプレゼントされた首輪をバッグから取り出しそっと首に嵌めている。鏡に向かい映る自分の姿をうっとりとした様子で暫く見詰めていた。
    「あ いけない お部屋に出なくては・・・」
    突然思い出したかのように言葉にすると首輪を外し愛惜しそうに頬ずりをしてそれをバッグに仕舞い部屋へ向かった。
    部屋の隅で独り正座をしながら控えていると暫くしてドアを開く音が聞こえる。
    「お客様だ」
    そう思い顔を上げるとそこには氷室の姿があった。

    「こんばんは お邪魔させていただいて居ります」
    部屋に戻ると既に灯りが点いており美里の姿が目に留まる。氷室は告げられた言葉に小さく頷くと上着を脱ぎながらソファへと向かった。そしてソファの背凭れに上着を放ると腰を下ろし指を一つ鳴らす。
    「はい、ただいま・・・」
    指の鳴る音に慣らされているのか美里がそれに気付くと正座を崩し四つん這いになり尻を左右に振りながら氷室の足元に這いより跪いた。
    「お呼びでしょうか氷室様・・・」
    そう言うと美里は再び正座をする。そして床に額をつけてただ平伏していた。
    平伏する美里の髪を掴むと上体を起こす。氷室は商品価値の確認でもするかのように美里の体を舐めるように見ていたが、その視線は冷ややかなものであった。
    「床で大股に開け・・・」
    確認を終えた氷室は立ち上がり麻の縄を二束手に取ると命令をした。
    「畏まりました・・・」
    美里は尻を床に着けまたをゆっくり開いて行き、開ききると閉じぬようそれぞれの足を抱えていた。
    「これでよろしいでしょうか・・・」
    「濡れ具合はどうだ・・・」
    「ご覧の通り今夜はまだ入室させていただいたばかりですので・・・」
    「それは助かる・・・」

    美里の正面でしゃがみ左手首を強く掴む。そしてその掴んだ左手首を左の足首に持っていくと縄先で手首と足首を結ぶ。それから肘膝付近まで梯子状に縛り上げていくと、右も同様に縛り上げていった。
    「股を開け・・・もっとだ」
     内腿を平手で打ちながら言葉を強く命令すると美里はそれに反応するように喘ぎ声をあげつつ股を開いていった。
    経常的に処理をしているのか綺麗に剃られた股間はぷっくりと盛り上がっており、膨らみには一筋の線がはっきりと見て取れた。
    陰部の濡れはまだ認められないが、膣に人差し指をあててみると指を押し込まなくとも入り口のすぐ手前まで濡れているのがわかった。
    「今日はお前を折檻する・・・」
    そう言うと指を離しティッシュを数枚手にした。
    氷室は寂しげな表情を浮かべていた。

    シネマジック

    「折檻・・・」
    氷室のその言葉を聞くと顔に恐怖の表情を浮かべる。
    「申し訳ございません・・・ 美里が悪う御座いました。二度と不始末のないよう厳しく折檻してくださいませ・・・」
    何がなんだかわからないまま反射的に詫びると身を硬くして待っていた。
    「りえ・・・大泣きしてお前には折檻をしないでくれと言ってたっけ・・・」
    美里へ視線を送り言葉を向けた氷室は、ティッシュを一枚とるとクリトリス付近にあて僅かな水分も取り除くようにゆっくりと拭き始めた。
    「いくぞ・・・」
    氷室がそう告げると指を湿り気の無いクリトリスにあて擦るように扱きはじめていく。
    「あっ・・・」
    指が湿り気の無くなったクリトリスに押し当てられると小さく声を上げる。
    「なぜ・・・ りえさんが・・・」
    目を伏せると美里はそう言葉にする。だが、そこまで言って口を噤んでいた。
    はじめはゆっくりと愛撫もしているが、それは徐々に激しさを増しつつ上下に擦り始めていく。
    「何故・・・? 一昨日あいつは椅子にもしていただけなかったばかりかお客様に触れてもいただけなかっただろ・・・」
    そう告げると湿り気の無いそれは引っ掛かりを覚えるが気にする様子を見せることなく更に激しさを増しつつ上下に擦り続ける。
    「申し訳ございませんでした・・・ りえさんのお客様を・・・」
    湿り気のないクリトリスを激しく擦られ刺激に苦悶の表情を見せ唇を噛み締めて耐えていると、その時のことに気付いた。
    激しく体を動かしもがく美里。すると立ち上がり美里の背後へと回る。そして美里を背後から抱くように上体を支えると、手を股間へと伸ばしティッシュでまたクリトリスを拭きはじめ再びクリトリスを擦り始めた。
    「可哀想に・・・ お前はあの場に居たばかりにこんな目に・・・」
    「・・・」
    哀れみを込めた言葉を耳元で囁く。瞬間美里の体はびくりと震えた。
    「くぅぅぅ・・・つっ・・・い、や・・・」
    湿気を奪われたクリトリスは激しく擦られる。
    激しい痛みが美里の体を襲う。あまりの痛みに体を激しく動かしていたが、その体の動きはまるで氷室の指の動きにあわせているようだった。
    体が激しく動くとそれに相反するかのように指を動かす。苦しむ美里は耐え切れず足を閉じようとする。
    「なぁ、美里・・・ 閉じたりしたら塩をクリトリスに塗っちゃうよ。どうする?閉じちゃうかい?」
    左手で美里の体を優しく包み込み耳元で柔らかく囁く。それはまるで恋人同士の戯れのようにも見えるが、股間は更に扱かれて続けていく。
    「い いえ・・・ それだけはご堪忍を・・・」
    体を優しく抱かれながらクリトリスを犯され、甘い声で囁かれながら被虐的な言葉を浴びせられる。それが美里にとっては堪らないほどの快楽だった。
    「お客様の為にもおやめください・・・ 壊れてしまいますっ・・・」
    「いいじゃないか・・・ぶっ壊れるくらいしちゃおうよ。 だって、折檻だもの・・・それに、お前の声いつもよりずっと可愛いんだからさ・・・ ほら もっといい声で・・・」
    「うあっ・・・ つぅぅぅ んん・・・ あっ あっ あっ・・・ いいっ・・・」
    唇を強く噛み締め必死に痛みに耐えているが氷室の指の動きにあわせて苦痛とも喘ぎともいえない吐息を漏らしはじめる。
    クリトリスを執拗に擦られ続けた美里は苦しみ抜いていた。
    麻縄で縛られた体、そして氷室の言葉で縛られた心。自由を奪われ擦られることがどれほどのものなのか。氷室がそんなことを考え擦り続けていると指に滑りを感じた。
    指を離しティッシュで指を拭こうとすると、指の先は赤く染まっていた。
    「壊れたな・・・」
    冷ややかさを窺わせる様な声で美里へと言葉を向けていく。
    「も、申し訳ございません・・・氷室様のお指を・・・不快なものでお汚ししてしまって・・・」
    詫びる事しか許されていない奴隷森山美里。痛みを受け壊されてもなお耐える事しか認められない哀れな存在。だが、美里は氷室の腕の中で満ち足りた表情を浮かべていた。

    平成二十五年五月九日 美里はこうして折檻を受けた。


    ※画像はイメージです。本文との関係はありません。
    ※本文はフィクションとなります。
    ※加筆訂正を行なう場合があります。


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